導入編は以下です。
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目次
安否確認システム導入で悩んでいる方は必見!!
安否確認システムのまとめ
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有事の際の安否確認手段として、一般的なSNSツールではなく、なぜ専用システムが必要なのかをご説明いたします。
なぜ電話じゃだめなの?
通常のメールやSNS、電話もですが、災害発生を境に利用者が増えるため、時間経過と共に繋がり難くなる傾向があります。
これは災害発生時、自分の身の安全を確保した後で、離れている家族や友人などに安否確認をし始めるためです。
そのため数分〜数10分後にピークを迎える傾向にあります。
(※ここでいうSNSはチャットツールなどのメッセージ交換を指します)
最近は年始の挨拶にSNSを利用するユーザーが増えたので、電話がつながらないとかE-mailの送受信が昔みたいに大幅に遅延することは減った(無くなった?)気がします。
E-mail全盛時代の方は、年始を思い返して下さい。挨拶電話が繋がらないとか挨拶メールが届かないって、もはや風物詩でしたよね。
昨今のSNS利用シーンでは、SNSを運営する企業側がトラフィック対策をしっかりしてくれているので、余程のことがない限り我々が遅延を体感することは皆無です。
そのため若い世代の方々は、災害時は遅延の可能性があるんだよ、ということを念頭に入れといて下さい。
(遅延の理由は、災害による物理的なサーバー破損や、利用者の急増など複数考えられます)
一刻も早く家族/従業員の安否が知りたい、状況把握したいという時に、送受信に時差があるのでは全く意味がないですよね。
また一般的には電話利用よりもインターネット回線が推奨されており、最低限電話以外のインターネット回線を利用した連絡手段を持つことが推奨されています。
実際に、2016年4月に発生した熊本地震では大きな地震発生直後から電話回線が混線して繋がり難くなったのに対し、SNSが使うインターネット回線には目立った障害がありませんでした。
なぜ有事の際に安否確認システムが必要なの?
インターネット回線を利用した連絡手段ということで、利用者が多いところで、LINEを思い浮かばれた方も多いと思います。
普段使いしているし使い慣れてるから、それで良いじゃない?と思われる方も多いのではないでしょうか?
そしてそれは、個人対個人間では問題ないでしょう。
<個人 -> 企業における、具体的な問題点>
プライベート情報を会社(他の従業員)に知られたくない
<企業 -> 個人における、具体的な問題点>
社内情報をSNS情に残したくない
プライベート利用が主となるSNSツール上で会社関連のやり取りをすることは、情報漏洩のリスクが高いためNG
上記の通り、セキュリティ上の観点でLINEに限らず使用を禁止している企業が多くあります。
安否確認システムってどういうもの?
共通した主な特徴としては、
- 気象庁の災害情報と連動して登録者に対して一斉自動送信される
- 届いた通知に対して選択形式で返信するだけで、自身の状況を共有できる
- 管理者は、誰から返信があって誰から返信がないかを一眼で把握できる
- 収集した情報を元に即座に掲示板で今後の対応/方針などを議論できる
- 家族分も登録できる
という感じでしょうか。
1つ目の一斉自動送信に関しては、さっき回線が遅くなるって言ってたのに大丈夫?と思われるかもですが、ご安心下さい。
安否確認特化システムは自動送信となり、回線負荷が高くなるより前に送信される仕組みのため、遅延の影響を受けません。
また企業側としては、事業継続できるかどうなが最重要ですが、利用者側としては家族間の安否確認が確立されるのは大変有難いのではないでしょうか。
サービスによっては、地域を細かく区切って設定できるものもありますし、登録する個人情報がシステム管理者であっても開示されないものもあり、個人情報保護の観点においても安心出来るサービスもあります。
安否確認システムの導入は、起こるかどうかも分からない不確定要素に対する備えの投資になるため、どこまで投資するのかは意見が分かれるでしょう。
会社の求めること、従業員が求めること、予算、それぞれをしっかりと議論していく必要があります。
以上、如何でしたでしょうか。